出版のお知らせ「医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ」

【医良戦略2040 PARTⅡ 熱意を理性でドライブせよ】 株式会社omniheal代表、石井洋介の講演が書籍になりました。千葉県医学部附属病院次世代医療構想センターが主催した「次世代医療クロストーク2023-2024」で吉村健佑同センター長が行った16人との対談が書籍化されています。 石井は「自分と仲間が互いを守れる船~社会実装に向けた心の羅針盤~」というタイトルで、不確実な時代を乗り越える医療人材になるために、「社会実装力」が必要だと語りました。 社会実装に必要な力として、 🌟課題を発見して現場にもぐりこむ力「ディープダイブ」 🌟思いを共有する力「ハートドリブン」 🌟仲間を大切にしチームを作る力「チームビルド」 という自身の経験や学びから得た3つの力を提唱し、解説しています。 詳細・購入はこちらから Amazon.jp
横倉義武氏(日本医師会名誉会長)大絶賛!! 「本書こそ次世代の医療を導く羅針盤だ!」 医療の課題解決に正面から向き合う 16名のトップランナーの 次世代医療への提言。 【内容】 2022 年4 月に『医良戦略2040 ~ 2040 年を生き抜く13 の戦略~』を刊行し、幸いにも多くの医療専門職、医療系学生に手を取っていただきました。本書はその第2弾です。 本書は大きく2 部構成になります。前半は吉村から医療政策を考える基礎となる現状認識と、それに対し国や都道府県が打つ政策動向を概説しました。 千葉大学病院次世代医療構想センターが取り組む政策研究・実務の成果も随所に詰まっています。医療現場や政策立案の過程で起こっていることの解像度がグッと上がると思います。 後半は去年(2023 年)11 月から今年(2024 年)2 月に、当センター主催『次世代医療クロストーク2023―2024』2)で行った16 名との対談、そして吉村と医学生との対談を加え全17 回分をベースとして加筆しました。毎回多くの方に登録・視聴いただきましたし、素晴らしい登壇者の話が素晴らし過ぎて運営している私たち自身がなんせ面白かったです。内容に当たる専門分野になじみのない方のために、巻末に用語集も付けています。 書名は前書同様、『医療を良くするための試行錯誤の書』という共通点を持つため、『医良戦略2040 PART Ⅱ』とシンプルな書名としました。ただしサブタイトルの『熱意を理性でドライブせよ』に込めた想いは、16 名の戦う『トップランナー』とのクロストークに込められています。そして、医療の課題解決に正面から向き合い、それに心血を注ぐ16 名の言葉をどうぞ味わってください。きっとみなさん一人一人が取るべき行動への糸口がつかめるはずです。 本書は次世代を担う医学生2 名とともに企画・作成・編集しました。彼らのみずみずしい感性からヒントを得ることも多々ありました。次世代を生きる中学生、高校生から社会を支えてきたベテラン・シニア世代にまで、広く届いて欲しいと切に願います。 では『医療をより良くするために知恵を絞った戦略集』である本書をどうぞご堪能ください。 【目次】 はじめに(千葉大学 吉村 健佑) ■序章 政策から見る医療のいま ○序章-1 医師の働き方改革のその先へ(吉村 健佑) ○序章-2 医師偏在対策のその先へ(吉村 健佑) ■第1 章 次世代を支える医療政策 ○第1 章-1 不確実な医療の未来をどう生きるか “考える力”と“思い”を磨いて挑め(厚生労働省 松本 晴樹) ○第1 章-2 次世代医療はゼロ次予防 夢と意義と仲間で前へ(千葉大学 近藤 克則) ○第1 章-3 データで見極める最適な政策 医療経済学で規範を乗り越える(早稲田大学 野口 晴子) ○第1 章-4 誰一人取り残さない地域医療のキャリア論(自治医科大学 小谷 和彦) ■第2 章 次世代の医療現場 ○第2 章-1 何事も修行だと受け入れる力 “バカよ 医学部へ来い”(国立精神・神経医療研究センター 松本 俊彦) ○第2 章-2 自分と仲間が互いを守れる船 社会実装に向けた心の羅針盤(おうちの診療所 石井 洋介) ○第2 章-3 日常臨床と臨床研究のマリアージュ 医療現場の課題解決策(千葉大学 小笠原 定久) ○第2 章-4 患者と医療者の協働実現へ 医療の限界と向き合う対話と知識(ささえあい医療人権センター 山口 育子) ■第3 章 次世代へつなぐ医学研究・教育 ○第3 章-1 地域医療を支える新医学教育 社会や時代に求められる総合力・適応力・教育力(千葉大学 鋪野 紀好) ○第3 章-2 パワハラ対策に科学的根拠を 軸がブレない研究とは(神奈川県立保健福祉大学 津野 香奈美) ○第3 章-3 一隅を照らす医療 日本から伝える地域社会の未来の描き方(京都大学 近藤 尚己) ○第3 章-4 機械学習/AI は医療の未来をどう変えるか?(千葉大学 川上 英良) ■第4 章 次世代を生む医療革新 ○第4 章-1 医療の進歩を社会にインストール 社会実装の架け橋となる情報発信とは(みんパピ!/ Inaba Clinic 稲葉 可奈子) ○第4 章-2 精神医学の未来を担う新アカデミア 実装へのラストワンマイル(慶應義塾大学 岸本 泰士郎) ○第4 章-3 医師による課題解決 新たな医療の未来をつくる(アイリス㈱/東京医科歯科大学 加藤 浩晃) ○第4 章-4 次世代医療への過渡期に立つ日本 既成概念を超えた先に無限の可能性(悠翔会 佐々木 淳) ■終章 次世代の医療専門職へ 『解説』より『解決』へ(吉村 健佑) 編集後記① 山口大学医学部医学科 (平井 貴大) 編集後記② 千葉大学医学部医学科 (佐光 凜星) 用語集 【編者】 千葉大学医学部附属病院 次世代医療構想センター(吉村 健佑・平井 貴大・佐光 凜星) 【著者】 ○吉村 健佑(千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター長・特任教授/千葉県医師確保・地域医療推進室 キャリアコーディネータ) ○松本 晴樹(厚生労働省医政局地域医療計画課 医療安全推進・医務指導室長/前・新潟県福祉保健部長) ○近藤 克則(千葉大学予防医学センター 健康まちづくり共同研究部門 特任教授) ○野口 晴子(早稲田大学大学院経済学術院 教授) ○小谷 和彦(自治医科大学地域医療学センター 地域医療学部門 教授) ○松本 俊彦(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部 部長) ○石井 洋介(医師・起業家/医療法人社団おうちの診療所 代表) ○小笠原 定久(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学 講師) ○山口 育子(認定NPO 法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長) ○鋪野 紀好(千葉大学大学院医学研究院 地域医療教育学 特任准教授/千葉大学医学部附属病院総合診療科 総合医療教育研修センター) ○津野 香奈美(神奈川県立保健福祉大学大学院 ヘルスイノベーション研究科 教授) ○近藤 尚己(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻国際保健学講座社会疫学分野 教授/一般社団法人日本老年学的評価研究機構 理事/公益財団法人医療科学研究所 理事/一般財団法人医療文化経済グローカル研究所 理事/一般社団法人安寧社会共創イニシアチブ 代表理事) ○川上 英良(千葉大学大学院医学研究院 人工知能(AI)医学・教授/治療学人工知能(AI)研究センター・センター長) ○稲葉 可奈子(産婦人科専門医/医学博士/みんパピ! 代表/ Inaba Clinic 院長) ○岸本 泰士郎(慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座) ○加藤 浩晃(デジタルハリウッド大学大学院 特任教授/アイリス株式会社 副社長CSO /東京医科歯科大学医学部 臨床教授) ○佐々木 淳(医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長/日本内科学会認定医) ○平井 貴大(山口大学医学部医学科) ○佐光 凜星(千葉大学医学部医学科)