当院の石井医師がIBD患者の食の多様性を実現する啓発プロジェクトに参加しました

5月13日、世界IBDデー(5月19日)に先立ち、食事に制限のあるIBD患者の方のために医療系学生が考案した「IBDreamめし」の試食イベントが行われました。

IBD(炎症性腸疾患;Inflammatory Bowel Disease)は「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」という2つの病気の総称です。症状としては頻繁な下痢や血便、腹痛、発熱、全身の倦怠感や貧血などがあり、
患者さんは症状を悪化させないために刺激の強い料理や脂っこい食事を控える必要があります。

IBDは食べ盛りの10~20代で発症することが多く、病気自体の認知度も低いことから、「食べたいものを食べる」「みんなで食卓を囲む」ことができず、悩んでいる患者さんもいます。
若い患者さんに、大切な人たちと楽しく食事をしてほしいという願いから、イベントを主催する武田薬品工業社とエームサービス社は医療系学生と協同し、腸に負担をかけずに食べられる「IBDreamめし」を開発しました。

当院の石井医師は自身も潰瘍性大腸炎で大腸を全摘出しており、思春期に病気を打ち明けられずに孤立してしまった経験があります。イベントではトークセッションに登壇し、難病の認知度をあげていく重要性などを訴えました。

試食会の様子はこちら

実際のレシピはこちら

当院では石井氏の経験を活かし、日々の診療や活動のなかでも「食べる楽しみ」をできるだけ損なわないような医療的サポートを行っています。
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