みなさま、いつもSHIPへの積極的なご参加ありがとうございます。SHIP運営代表のいしいちゃんです。
今回は、2020年3月末に東京都の補助金期間が満了することに伴い、SHIPを心機一転、リニューアルすることになったお知らせです!重要事項なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
SHIPは、2017年に東京都のインキュベーションHUB推進プロジェクト事業(3年間)に採択されたことから始まりました。ハイズとキャピタルメディカ・ベンチャーズ、健康予防医学財団という3団体を軸にヘルスケアに特化した事業支援を行ってきました。この3年間で、合わせて21社の事業支援を行い、100人を越えるコミュニティメンバーにご参加いただくことになりました。
みなさまもご存じのように、コミュニティメンバーの中には大きな賞を受賞したり、これまでにないキャリアに挑戦したりと、大小さまざまな変化を見せてくれました。分かりやすい変化や、喜び事が続いたことは、個人的にもとても嬉しいことでした。さらに言えば、大きな変化を起こした近くの人のキャリアや思考に影響を受け、コミュニティ内でさらなる変化の連鎖が起きることが、コミュニティ運営をして得られた一番の発見であり、一番興味深い現象でした。
僕自身もみなさまの活動の影響を受け、何をしたかったのかと考え続けた3年間でした。きたる高齢社会、いわゆる2025年問題以降の社会を考えたときに、地域医療構想や地域包括ケアシステムの達成は急務です。さらに、既存のリソース再調整だけでは足りないであろう部分、より効率化されたデジタルヘルスや、行動変容を促すデザインの台頭が必要だと考えていました。
そのためには、これまでにない仕組みに挑むプレイヤーが増えることが重要で、若者から先人の知見や意見を効率的に吸収できる互助の支援を作ることが、SHIPの活動を通じて僕が作りたかったものだと気づきました。
創業支援や相談をもらう中で、必ずしも「創業」という手段を取らなくても、医師が臨床の隙間を縫って発信活動を行ったり、プロダクトの製作支援に関わったりすることで、少なからず社会的な変化が起きることを実感できました。また、中には訪問看護ステーションの立ち上げに、事業家の話やコミュニティの話が役に立ったなどの意見を聞き、多面的な知識の深掘りは、どのような事業においても効果があることを知りました。
2020年3月を持って、SHIPは東京都からの補助金期間が満了を迎えます。4月以降は、これまでの知見を踏まえて、石井自らが創業という形で、SHIPがやってきたコミュニティ事業をハイズから引継ぎます。これまでお世話になってきた支援者達からも、引き続きのご支援を頂けるようお願いしているところですので、基本的な特徴や構造は特に変わりません。
大きな変更点は以下の2点です。
・東京都の補助金終了に伴い、株式会社omnihealが運営を引き継ぎます。
・「創業」だけにとどまらず、新時代の医療を創っていく人たちのコミュニティに発展させます。
4月からの新生SHIPのコンセプトは、こちらをご覧ください。
◆「旗を立てよう。」SHIPリニューアルに伴うデザイン変更について
イベントの開催頻度や種類にも、新たにパワーアップするものがあります。この詳細は、また後日お知らせいたします。
僕自身、これまでに雇われ院長や雇われコンサルタント、週末起業家と自由な状態で、ある意味安納としたポジションから色々な事業にコミットしてきたのですが、これまでの活動を全て集約化した形で、創業します。
SHIPのコミュニティを運営して一番影響を受けたのは僕自身でした。コミュニティメンバーが変化する姿、挑む姿に心を打たれ、自分自身が本当に創りたい世界を実現し、もっと社会の役に立つべく挑戦していきたいと考えるようになっていました。
これまで一緒に活動をしてきたコミュニティメンバーのみなさま、本当にありがとうございました。多くの出会いや変化に包まれ、僕自身が大きく成長できたと思っています。
そして、もしよければ、新生SHIPにも引き続きのご参画をお願い申し上げます。補助金や支援がなくなり、活動の幅が狭くなったと言われないように、これまで以上のパフォーマンスを出せるようにしていきたいと思います。
また、SHIPは年に3回、新メンバーを募集します。現在も、3月28日まで新メンバーを募集する期間になっていますので、仲間になってほしい人がいるメンバーのみなさん、今日たまたまこのブログをご覧になった方でSHIPに興味を持っていただけた方は、ぜひ応募してみてください(※入会審査があります)。
SHIPは心機一転、新たなフェーズに突入します。メンバーの成長に比例して成長していくコミュニティになっていくと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!