ゼツミョーション、うんこメンコ

子ども・若者の発達支援(療育)ボードゲーム開発

【ゼツミョーション】
・特定のシーンにおける人物の感情を考えるカードゲーム。「人の気持ちは、状況や見え方で変化する」ことを楽しく学べます

【うんこメンコ】
・メンコ遊びによって気持ちの発散を目的としたゲームです。室内でも場所を取らず、軽度な運動によって気持ちやストレスを発散し、気持ちを落ち着かせられます

放課後等デイサービスや障害児入所施設で過ごす小学生や若者などさまざまな年代の方同士で楽しめる2つのボードゲームを、株式会社セガ エックスディー様と共同開発しました。放課後等デイサービスは、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験などを通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行う場所です。 厚生労働省の調査によると、利用者数は2014年度から6年間で約2.5倍にまで増加しており、利用ニーズの高さとともにサービス提供者も増加を続けています。放課後等デイサービスや障害児入所施設の役割のひとつが、共生社会の実現に向けた後方支援や発達、自立のサポートです。

施設の方に、発達支援(療育)上のニーズについてヒアリングを重ねたところ、「相手の気持ちを読み取ること」「気持ちを整理・落ち着かせること」の2点が多く挙げられました。室内の限られたスペースで気軽に実施できるソリューションです。

ゼツミョーション

ゼツミョーションは、「イベントカード」と「ヒョージョーカード」を組み合わせて「シーン」をつくり、親プレイヤーが選んだ「シーン」から感じられる「カンジョー」を、他プレイヤーが予想して、正解数を競います。ゲームを通じて、親プレイヤーがプレイヤー全員に心情を説明・共有する過程があるため、遊びの中で人の感情のとらえ方や説明の仕方を自然に学ぶことができます。

うんこメンコ

うんこメンコは、マットに設置されているトイレを模した「メンコ」の近くに「うんこメンコ」を叩きつけ、風圧によって、裏返った数や裏返った向きなどで競います。

実際に福祉型障害児入所施設にて体験会を行ったところ、職員の方からは「レクリエーションの幅が広がる」との感想をいただきました。うんこメンコは音が出せること自体に楽しみを感じ、時間いっぱいたくさんの方に体験いただけました。ゼツミョーションは、「ルールをある程度理解できる子であれば小学生でも楽しめそう」とのことでした。

クライアント 株式会社電通
URL https://www.dentsu.co.jp/
リリース 2024年4月