医師【常勤】

在宅医療を主とする診療所の常勤医師募集です。
在宅医療未経験者も歓迎。2週間~3カ月程度の研修期間(待遇は本採用時と同様)あり。
現在のメンバーの平均年齢は40歳程度で、20代~70歳代まで幅広く在籍しています。 医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、営業、事務など、様々な職種のスタッフがいるフラットな職場です。ICT化が進んでおり、紙の資料を使うことはほとんどありません。

◆医師に知ってほしい おうちの診療所「5つの特徴」◆

① 週4日の定期診療+月曜「コミュニケーション特化日」

当院では、毎週月曜日に定期の訪問診療を入れていません。午前中は緊急対応、午後は全員が対面やオンラインで集まり、振り返りや業務改善、多職種ケースカンファレンスを行う「コミュニケーション特化日」です。医師が孤立して仕事を抱え込まず、スタッフ同士の「関係の質」を高めるこの余白が、燃え尽き(バーンアウト)や離職を防ぎ、結果として高い診療の質を生み出しています。

参考:診療しない時間が、患者さんを支える。おうちの診療所が月曜日を「コミュニケーション特化日」にする理由

② 臨床を諦めず研究・論文を形にする「おうちの研究所」の伴走

2025年12月、当院は「医療法人社団おうちの診療所附属おうちの研究所」を設立しました。元・厚生労働省地域情報分析支援専門官、産業医科大学公衆衛生学准教授を歴任した村松圭司(所長)が、あなたの臨床での「問い」を医療政策に届くエビデンス(論文)へと昇華させるための丁寧なマンツーマン指導を行います。大学院に進学するために臨床を辞める必要はありません。「現場発の知」で国の未来を描く、在野の研究者としてのキャリアを後押しします。

参考:在宅医療の現場から国の未来を描く、おうちの研究所の挑戦
参考:最近の学術発信~現場の問いを、ひらかれた知へ(2025年~2026年7月)

③ 急性期からの転身も安心、アンラーニングを支える伴走システム

急性期病院の「病院完結型」から、在宅での「地域完結型(Hospital at Home)」に移行する際、多くの医師がこれまでの常識を手放す「アンラーニング」の壁にぶつかります。当院では、日本緩和医療学会専門医・指導医をはじめとする経験豊富な医師が在籍し、在宅医療ならではの「適応課題(答えのない問い)」の解き方をチームで共有・サポートする体制を整えています。

参考:《動画版》【DOCTOR TALK】急性期医療から訪問診療へ~新たな専門性を獲得する旅路(医療法人社団おうちの診療所 医師:綿貫聡・石井洋介)

④ 在宅医療の質を独自指標「QI-8」で定点観測

自宅という密室で医師と患者が1対1になる訪問診療は、医療プロセスがブラックボックス化しやすいという課題があります。 当院ではこれを防ぐため、「患者(診療)」「診療所(持続可能性)」「国(医療費)」の三方良しとなる在宅医療の質指標「QI-8」を独自に開発し、開院当初から全員で記録・運用しています。(※本指標に関する研究発表は、日本在宅医療連合学会において優秀演題として表彰されています)

参考:当院が独自に定める質指標「QI-8」

⑤ 適応課題解決人材を育む「心理的安全性」

私たちが最も大切にしているポリシーとして、「関係の質を高める」ということがあります。診療に限らず、複雑な適応課題に挑戦し続けるためには、組織の土台となる「心理的安全性の確保」が欠かせません。初めての課題にぶつかることが多い適応課題人材にとって重要なのは、「何とかなるのではないか」というエフィカシー(効力感)です。失敗を責めず、安心して挑戦できる組織で、自分で解決した経験を積みエフィカシーを得ること。組織内に、いろんな問題を乗り越えてきた人材が多数いること。この2つが確立され、「コレクティブ・エフィカシー(集合的効力感)」が育まれる組織であることを重視しています。

参考:新時代のホスピタルアットホームを築く~バイオメディカルの裏付けと、答えのない「適応課題」への挑戦~ 【おうちの診療所の存在意義】石井洋介

【その他】
在宅医療の診療所で働く~医師Q&A編~
子の体調不良で出勤できない!ICTを活用した柔軟な働き方(当院医師インタビュー

募集要項

仕事内容

在宅医療・診療業務
認知症、慢性心不全、がん、神経難病など幅広い患者さんを在宅で診療します。
癌など重症度・緊急度の高い患者さんが比較的多い診療所です。

■業務内容
・施設や居宅の定期訪問診療、オンコール対応、往診などをお願いします。
  現在はクリニックを中心に半径3km程度、車で片道20分以内程度の範囲の患者さんを訪問しています。
  対象:フレイル・がん末期 など
  訪問先割合:個人宅7割、施設3割
・訪問件数
  居宅の場合:約8件/日 程度(病態や日により変動あり)
  施設の場合:約7~15件/コマ
・訪問体制:医師、看護師(PT・OTのこともあり)、ドライバーの3名体制
・医療機関のため敷地内禁煙

■勤務地
勤務地は以下の2拠点のいずれかとなります。日によって変更したり、固定することも可能です。相談の上でご希望を聞いて決定します。
・おうちの診療所 中野(JR中央線中野駅から徒歩10分、西武鉄道新宿線新井薬師前駅から徒歩10分)
・おうちの診療所 目黒(東急東横線学芸大学駅から徒歩4分)

雇用形態

正社員

就業時間

09:00~18:00

オンコール:週1夜間オンコール(18時~翌9時)+月1週末オンコール当番(土曜9時~月曜9時)
看護師が1stコール、医師が2ndコールでペアを組みます。看護師が対応できない内容や相談したい場合に電話を受けたり、出動します。
夜間オンコール実態:電話対応1~2件/日、平均往診出動回数1件/日
週末オンコール実態:電話対応3~4件/日 、平均往診出動回数1件/日

就業場所

東京都

休日・休暇

■交通費
完全支給
(車通勤相談可)

■休日・休暇
土、日はシフトによりオンコール担当以外は完全休日
有給休暇:入職1日目で5日付与。以降、法定+3日(例:入職6カ月8日、1.5年14日、2.5年15日…6年半以降は23日)
※夏期休暇はありませんが、夏期休暇相当分として法定+3日の有給休暇を付与しています
年末年始(12月29日~1月3日)も当番制でオンコール待機あり(別途給与支給)

待遇

社会保障完備
交通費完全支給(公共共通期間利用の場合は上限なし。車通勤可の場合はガソリン代と駐車場代も負担)
ユニフォーム貸与(洗濯はクリニックで行います)
PC・スマートフォン貸与

忌引休暇、結婚休暇などの特別休暇制度あり
産休・育休制度あり
医療費一部負担
会議時などは食事支給あり
昼食補助制度あり
当院肩書で発表する論文、学術大会への参加費・交通費・宿泊費は診療所が認めたものにつき上限なしで支給
資格取得や勉強会、書籍代などの自己研鑽費用は診療所が認めたものにつき支給(年間5万円まで)
住宅補助あり(2万円まで。当院からGoogleマップの徒歩表示で6km以内、本人名義に限る)

試用期間3カ月を設けます(待遇は本採用時と同じ)。試用期間は勤続年数に通算します。

資格・スキル

臨床経験5年以上
在宅医療未経験可

■教育制度
未経験の方は、半月〜2カ月程度のOJTからスタートできます(※教育期間中も給与保証)

※参考
在宅医療では多職種との連携やコミュニケーションが必要とされるため、その能力を重視しています。医師として5年程度の臨床経験は必要と考えています。

また以下、理想とする臨床能力概要です。
・患者・連携先からの電話を受けて、緊急性や対応の必要性を判断できる。
・所見や症状を得て、何をすべきか、経過観察でいいか、他の医師にすぐに伝えたほうがいいかを判断できる。
不安がある方も、お気軽にご相談ください。

当院対応手技:点滴・静脈注射・皮下注射/予防接種/インスリン・自己血糖測定/在宅酸素療法/在宅人工呼吸器管理/気管切開カニューレ管理・交換・喀痰吸引/経管栄養 (バンパー型の胃ろうは不可)/中心静脈栄養法(TPN)/尿道・膀胱留置カテーテル/人工肛門/縫合・抜糸/褥瘡のデブリドマンなど形成外科的処置/心臓ペースメーカーの管理/腹水・胸水穿刺・排液/疼痛の管理・麻薬の管理・PCAポンプの管理/免疫抑制剤治療/腎ろう・膀胱ろう/ドレナージュチューブの管理/抗がん剤治療/輸血/透析など

・カルテ:電子カルテ(モバカル)

その他

臨床医師としての働き以外に、医療政策、医療コンサルタントやデジタルヘルスの開発案件等の仕事もあります。また「まちづくり」活動も同時に行っているため、興味のある方は合わせてご連絡ください。

※以下のような方、歓迎いたします。
・在宅診療に興味のある方・将来的に常勤で働きたい方
・がん診療経験者
・急性期病院勤務で在宅医療に課題を感じたことのある方
・がん(とくに消化器がん)の緩和ケアを在宅で実施したい方
・当院の診療看護師(NP)、WOCナースとディスカッションしながら診療したい方
・ICT化が進んでいる診療所です。電子カルテや院内チャットなどPC操作に長けている方、DXに関心のある方
・職種の壁なくコミュニケーションが取れる方
・オペレーションの変化に柔軟に対応できる方